2025-10-09

KOTARO “TRIP AS IF LIVING 2025 BERLIN “

Berlin

 

行こう行こうと思いながらなかなか行けず

やっと降り立ったヨーロッパ。

はじめて行く場所はロンドンかドイツと決めていた。

美容師としてやはりロンドンは魅力的な場所で

本場でモッズスーツを作りたいしジョージコックスのモンキーブーツも欲しかった。

しかしヨーロッパの中でもドイツのベルリンはアートも盛んで、ドイツの写真や音楽、絵にも関心があり、アーティストもたくさん住んでいることから今年のTRIP AS IF LIVINGはドイツのベルリンに決めた。

他の都市や国にも行こうかと思ったが興味のあるお店が多すぎたことと、ベルリンという街をしっかり味わい、少しでも暮らすということに着目した旅にしたかったのでベルリンでの滞在に絞った。

とはいえ空港はフランクフルトだったので、はじめて降り立ったヨーロッパの街はフランクフルトだった。

のちに分かるフランクフルトという街を

この時はまだ知ることもなく。

 

空港からICE(ドイツの新幹線)に乗り

ベルリンへ直行する。

ICEは当然のように遅延したり

突如発車ホームが変更になると聞いており

心配していたのが

僕が乗った列車は大丈夫だった。

車体の種類や会社がいくつかあり料金が変わる。

行きは片道だいたい10000円帰りは4000円と

違う会社の列車を利用したのだがこれにはかなりの違いがあった。行きは席も広くとても綺麗で1番端の車両にはバーカウンターが併設されていた。

しかし帰りの列車は全くの別物。席の広さや綺麗さは当然違うのだが6両編成の列車で

僕の指定された席は7両目。

どこに座ればいいというのだ。

結局空いた席に座れと言われ着座はできたのだが、もし座れなければ4時間弱立って過ごしていたことだろう。

物価もそこまで高くないドイツであるため、少し奮発することをお勧めする。

 

ベルリンに着いたのは初日のお昼頃。

風がほどよい涼しさで日本の秋のような気温だった。長旅を終え疲れ切った身体にまずはドイツのビールを流し込む。やっとドイツに来た感覚が芽生えてきた。

滞在中思い出せないほどの種類のビールを大量に飲んだ。ヨーロッパとは思えない価格と驚くべき美味しさに旅の間はビール以外の選択肢がなかった。

さっぱりとした味わいの中にコクがあるものや甘みがあるもの、クリーミーなものやキレ味の素晴らしいもの、東南アジアのようなビールもあった。

噂通りどれも美味しい。

しかしどの国のビールを飲んでも思うのは

やはりアサヒスーパードライは唯一無二だ。

 

滞在先はベルリンのクロイツベルクという地区の

ボックスハーゲナープラッツという

公園に面したAirbnbだった。

外食が続くのがあまり得意ではないため、時には自炊をしようと思っていたためキッチン付きの部屋にした。

ベルリンでの滞在はずっと同じ部屋だったのだが、この部屋で過ごせたことで今回の旅がかなりいいものになったことは間違いない。

窓からボックスハーゲナープラッツが一望できる。

この公園は治安の良い場所にあり、土日にはマーケットも開催されるためベルリンでも有名な公園であった。

やはり旅の間は早起きがしたくなるもので毎朝窓を開けると広がる公園の光景と匂いが今でも残っている。

 

「暮らすように旅をする」という言葉の通り同じ場所で滞在し、街をしっかり見て回った。

本屋やレコード屋、ワインショップやケバブ屋、

ナイトクラブも何店舗か回った。

また行きたいと思う店にも何度か足を運んだ。

一つの街に長い間滞在した分、たくさんのお店に行ったのでここでの紹介はいくつかの気に入ったお店のみにしたいと思う。

残りは会った時に。

ドイツはビールが有名だがワインショップもたくさんあり何軒か飲み歩き、INN the peopleでもスペシャルなドイツのワインが飲めるように

赤、白一本ずつ購入してきた。

別のお店で購入したのだが、どちらのお店もとても親身にセレクトをしてくれた。そしてとても興味深い2本を購入することができた。

ワインについての会話は英語が拙い僕でも分かりやすいことに気付いた。味や香りの表現や品種、産地など、そう言われてみれば英語ばかりだ。

赤ワインを購入したのは8green bottles。

ミッテとクロイツベルクに2店舗展開しており

僕はミッテの方に伺った。

店内はとてもシンプル。カウンターテーブルと壁に一列に並んだワインのみ。スタイリッシュな店内にとても明るい女性が1人。すぐに仲良くなった。

ワインの数は多いとは言えないが見たことのないドイツのワインも並んでいた。

話していく中で気になった農家さんのワインを選び、おすすめだと言う赤を購入。

香り高く、色気のあるワインだそう。

 

白を購入したのはこれもまたミッテにある

ROCKET WINE BERLIN。

このお店は14時から開いており

購入はもちろん角打ちも可能である。

まずは一杯いただいた。おすすめの白泡にしたのだが、その日のベルリンは半袖で歩くには最高な気温と涼しい風が吹く休日には最高の日だった。全てがマッチしている感覚に心が揺らいだ。

接客をしてくれたのは体格の大きいナイスガイ。Staffelter Hofという創業862年の農場を紹介してくれた。

いくつか見たことのあるラベルがあったのだがおすすめされたワインのオオカミの絵が気に入りこのワインに決めた。

ナチュラルワインという文化に触れたのはINN the peopleに入社してからで、美味しいのはもちろん、日本でワインに関わる方々とお会いすると自然体でどこか落ち着いた雰囲気になれた。それはベルリンも同じでどのお店もどこで働いている人もとても温かみがあり、気さくで魅力的な人たちばかりだった。

だからこそこの人たちに選んでもらったワインを持ち帰りたいと思った。まだ飲んだことのない2本。

ぜひみなさんと。

 

街を歩いているとどこのお店にもテラス席がある。

中にはテラス席しかないお店もある。

そしてどこのお店もタバコが吸える。

犬のリードは付けてないことが多い気もがするし、なんだかみんな自由に過ごし、人のことを気にしていないように感じる。「やりたいことをやる」ということに気を使うことがない街の雰囲気がとても居心地が良かった。

だが自転車道を歩くことはNGだ。気をつけていてもつい歩いてしまっている時があった。どちらも危険なので注意が必要である。

 

街を歩いていてレコード屋も至る所にあることに気づく。調べておいたお店以外にもいいお店がたくさんあった。教えてもらったSOUND METAPHORSというレコード屋は改装したてでクロイツベルクの少し別の場所に新しいお店を構えていた。SWAYやjajaなどのレストランやワインショップなどいいお店が並ぶエリアだ。

店内は耳馴染みのいいテクノがかかっており、みんな真剣にレコードを探していた。レコード屋にいくと視聴も楽しみのひとつなのだがあまり分からないジャンルであるとより楽しさが増す。オリジナルTシャツもデザインが良く、触り心地もとてもいい。

なにか良い出会いがあるはず。

 

土日の朝はマーケットが開催される。目が覚めるとマーケットで売る野菜を並べているのが窓から見えた。

土日はマーケットに行こうと前々から決めていたため、前日の二日酔いもさながら早起きをして正解だった。

水分や栄養をしっかり蓄えた色合いのいい野菜がずらっと並ぶマーケットの光景は写真で見ていたヨーロッパのマーケットそのものだった。

小籠包のような形のトマトや、扇子のような形のネギの根本や、見たことのない野菜がたくさんありその野菜は想像よりにも安く、想像よりもはるかに美味しかった。

トマトやパプリカは瑞々しくイモはホクホクで、特にニンニクは香りが強くとてもフレッシュだった。

Airbnbのキッチンには、3段の大きなオーブンも付いていた。ざく切りにした野菜と

ウインナーをオリーブオイルとニンニクで焼く。

心から家に大きなオーブンが欲しいと思った。そしていつでもこの野菜が食べたい。

朝食は果物とパンを食べ、ヨーロッパっぽさ満載だった。普段はご飯とみそ汁なのになんだか手慣れた風にパンをかじっているが心のどこかにみそ汁を啜りたい気持ちが残っている。

 

午前中は本屋を巡った。

シュタイデルもドイツにあるため、写真や書籍に対してのドイツへの想いが強くあった。

DO YOU READ ME?!という本屋はミッテにあり、ベルリンとニューヨークにお店がある。Instagramで毎日投稿される本の紹介がとても面白くぜひ行ってみたいと思っていた。

レコード屋と同様、たくさんの人がとても真剣に本と向き合っていた。

日本の雑誌もちらほらあったり、手製本のZINEも取り扱ってくれることになりなにかと嬉しい気持ちにさせてくれるお店だった。

立ち寄って僕のZINEがあるか確認してきてほしい。

 

今回のTAIL marketでは紹介したお店へ行くきっかけになるようにトートバッグを選んだ。そして新たなエピソードを聞かせてほしいと思っている。

紹介したお店以外にもベルリンには自然体でかっこいいお店がたくさんある。

そして行けなかったお店もたくさんある。

行く前は「なぜベルリンへ?」と聞かれるとぼんやりとは分かっているが明確には答えられなかったがベルリンに行ったことで意味や”これから”は明確になった。

なるべく早くまたベルリンに行きたいと思う一方、

他のヨーロッパの国にも

行ってみたい気持ちが芽生えている。

 

来年はどこへ行こうか

帰りの飛行機でもうそんなことを考えていた。

 

 

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